プロジェクト

全般

プロフィール

発表 #1015

AKAHANE(赤羽根) Kuniharu(州晴) さんが4年以上前に更新

Redmine4.0はRails5対応を始めとして数多くの機能の拡張と改善が行われたことでさらなる長期利用が可能となりました。長期利用によって多くの情報が蓄積されると、応答性能の低下や大切な情報が埋もれてしまい検索性が低下するといった懸念が表面化します。また、蓄積した情報のうち添付ファイルとリポジトリファイル(git/svn/他)は検索対象になっていないため、情報の活用度に改善の余地が残っていました。今回、 "株式会社クリアコード":https://www.clear-code.com/ と "株式会社島津製作所":https://www.shimadzu.com/ は Redmine4.0はRails5対応を始めとして数多くの機能の拡張と改善が行われたことでさらなる長期利用が可能となりました。長期利用によって多くの情報が蓄積されると、応答性能の低下や大切な情報が埋もれてしまい検索性が低下するといった懸念が表面化します。また、蓄積した情報のうち添付ファイルとリポジトリファイル(git/svn/他)は検索対象になっていないため、情報の活用度に改善の余地が残っていました。今回、株式会社クリアコードと株式会社島津製作所は "Groonga":https://www.groonga.org/ja/ を使ったRedmine全文検索システムのオープンソース開発を行い、添付ファイルやリポジトリの内容を検索する機能を新たに開発しました。テキストデータが333億文字の実運用環境(500ユーザー、34万チケット、添付ファイル35万、データ数375万)において、プロジェクト内検索で1秒以内、全データの横断検索も平均3秒以内で検索できる高速な全文検索システムを安定的に稼働をさせることができたことから、大量データかつ高負荷の業務用途に耐えうる仕上がりを確認できています。本発表では、オープンソースによるRedmine全文検索システムの仕組み、導入手順、1,000億文字の応答性能ベンチマーク等の性能計測データをご紹介し、導入判断の一つの材料としていただけるよう「Redmine全文検索の実際」の一事例を公表します。

戻る